■松居エリ=著
■B4判変型/並製 180頁 オールカラー
■定価=本体5,800円+税
■2016年5月16日刊行
ウエディングドレス業界で著名でありながら、数学や科学をとり入れた最先端ファッションのデザイナーとしても名高い松居エリ。科学、アート、哲学の視点から「服とは何か」を探求し創造しつづけた軌跡をたどる作品集。
●●●担当編集者より●●●
本書の制作期間はなんと6年! アートディレクションはもとより、エディトリアルデザイン、編集など、すべて松居エリさんとスタッフの齋藤敏明さんが手がけ、文字通りのアーティストブックとなっています。読みどころは、トポロジー、対数螺旋、フラクタル等、科学・数学の理論を応用した独自のファッション作品の全貌をカラー写真で集大成している点、そして松居さんの渾身の書き下ろしテキストで、ファッションを超えた「服」のもうひとつの姿を浮き彫りにしている点です。
あえて類書を挙げるならば、衣装哲学SFの傑作、バリントン・J・ベイリーの『カエアンの聖衣』(ハヤカワ文庫)と、マイルス・デイヴィスのファッションと音楽の関係に切り込んだ菊地成孔・大谷能生の『M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究』(河出文庫)でしょうか。人間の身体にとって、「服とは何か」を徹底的に探求している姿勢が共通しています。
(石原)
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