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2017年12月25日号 
 

12月の新刊

私たちのワンダフルライフ 神経ペプチドに魅せられて

■有村 章+有村勝子
■四六判/上製 344頁+カラー8頁
■定価=本体2,400円+税
■2017年12月22日刊行

1956年、わずか10ドルしか持ちだせずにイェール大学に留学した有村章。やがて神経ペプチド研究でシャリー博士のノーベル賞受賞に貢献し、日米の文化交流に尽力した科学者・有村博士と妻・勝子夫妻の物語。


●●●担当編集者より●●●

『アインシュタインの部屋』『狼女物語』の翻訳でお世話になった大貫昌子さんから、有村勝子さんを紹介されたのは、2015年の6月のことでした。勝子さんのパートナーは黄体化ホルモンの分泌をひきおこす神経ペプチドLHRHの構造を解明してシャリー博士にノーベル賞をもたらした立役者、有村章博士。1960年代後半から70年代初頭にかけて、世界で最も論文が引用された日本人科学者としても注目を浴びた方です。『ノーベル賞の決闘』や『ノーベル賞ゲーム』(ともに岩波同時代ライブラリー)で活写されたA・シャリー博士とR・ギルマン博士の死闘を、当事者ながら冷静な目でみつめ、充実した暮らしをつづけた類い稀なご夫婦の物語です。(十川治江)

増刷情報







『しめかざり』2刷出来

---発売以来1カ月で増刷

『しめかざり——新年の願いを結ぶかたち』が大変好調のため、発売後1カ月で早くも増刷となりました。一時期品切でご迷惑をおかけしましたが、12月22日から第2刷が出回ります。好調の背景は相次ぐパブリシティ。さまざまな媒体で著者の森須磨子さんや本書が紹介されています。

【新聞】
◆11月21日 読売新聞くらし面「日本各地のしめ飾り紹介 グラフィックデザイナーが解説本」。大反響!! 工作舎の電話番号が掲載されたため、朝から電話が鳴りっぱなしでした。地方のお客様からのご注文が目立ちました。
◆11月26日 朝日新聞読書面「情報フォルダー」
◆12月9日 日本経済新聞夕刊「モノごころヒト語り」武蔵野美術大学 神野善治教授「しめ飾り 「素」の形、地域特性映す」
◆12月第2週号 農業共済新聞「しめかざり 感謝の気持ちを表す標(しるし)」と題して森さんの書下し記事(カラー)
◆12月10日 日本農業新聞
「…しめ飾りの歴史が古いが、普及が急速に進むのは江戸時代以降。そして職人の数が増えるのは、第2次世界大戦以降で、その後の米の生産調整とともに、実は「消えつつある文化」ではなく、「熱い文化」になっている、との指摘にはなるほどと思わせる。興味深い本である。」

【雑誌】
◆婦人画報 2018年1月号「祈りを結い、願いを結ぶ しめかざり」カラー8頁の特集
◆旅行読売 2018年1月号
◆MAMOR 2018年1月号
◆小原流挿花 2017年12月号
◆MSB!MAGAZINE(武蔵野美術大学校友会発行) 2017年12月号

【WEB】
◆12月9日配信 マガジンハウスのwebマガジン『コロカル』「日本のわらの造形の美しさを知る。」
◆12月20日配信 朝日デジタル「&w」フォトギャラリー「新年の願いを結ぶかたち「しめかざり」」

【書店フェア】
青山ブックセンター六本木店にて、『しめかざり』刊行記念「めでたづくしブックフェア」開催中。編集担当の田辺の選書約70点が並び、コメントを収録した小冊子も無料配布。1月半ばまでの開催ですので、どうぞお出かけください。

【ラジオ予告】
著者の森須磨子さんがラジオに出演されます。埼玉県を対象地域とするFM NACK5(ナックファイブ/79.5MHz)の12月30日(土)放送の「大野勢太郎の楽園ラジオ〜パワー全開!!〜」。朝8時から午後3時までの長時間番組で、この中の午後1時からのコーナー「勢太郎の人生劇場」にゲスト出演。ぜひお聴きください。 埼玉地域以外の方はradikoでどうぞ。

◆年末年始にかけて、この他にも新聞での紹介が予定されています。お楽しみに。

 

kousakusha TOPICS

◆12月17日 毎日新聞「2017 この3冊」で、中村桂子さんが『ゴジラ幻論』をとりあげてくださいました。「…科学と芸術が協同で生物のイメージを描き出すところが興味深い」

◆ムットーニの新作展「NIGHT SIGNAL」が、新宿のケンジタキギャラリーにて開催中。会期は1月13日まで(12月28日〜1月8日は冬期休廊)。詳しくはこちらへ。
作品集『ムットーニ・カフェ』は書店でどうぞ。世田谷文学館でも販売中。

◆web連載「ライプニッツ通信II」第30回 日本ライプニッツ協会第9回大会を更新。11月18日・19日に学習院大学中央教育研究棟で開催された同大会報告。前川國男設計のピラミッド校舎に思いを馳せつつ、2日間の概要をお伝えします。

◆web連載「ルネサンス・バロックのブックガイド」は、第3回 フランセス・A・イエイツ 『記憶術』を気鋭の美術史家・桑木野幸司さんが、第4回ウォーカー『ルネサンスの魔術思想 フィチーノからカンパネッラへ』を大学院修士2年の関大輔さんが紹介します。

今年最後のメールニュースになります。この1年間ご愛読いただき、ありがとうございました。
12月29日(金)〜1月8日(月)まで年末年始休業いたします。どうぞよいお年をお迎えください。(岩下)