■G・W・ライプニッツ
■下村寅太郎+山本 信+中村幸四郎+原 亨吉=監修
■澤口昭聿=訳
■A5判上製 416頁+手稿8頁 定価 本体10000円+税
■2019年11月27日刊行
『ライプニッツ著作集』第I期新装版、ついに完結! ライプニッツ生涯の企画書といわれる「結合法論」、「普遍的記号法の原理」「概念と真理の解析についての一般的研究」など、普遍学構想の基盤となる記号論理学の形成過程を追う。
●●●担当編集者より●●●
第I期『ライプニッツ著作集』新装復刊の掉尾を飾るのは、第1巻『論理学』。これで第I期全10巻と第II期全3巻、計13巻が勢揃して、「千年にひとりの天才」(坂部恵)と評されたバロックの巨人の全容が改めて甦りました。
ライプニッツが20歳の時にまとめた生涯の企画書「結合法論」ではじまり、「普遍的記号法の原理」「概念と真理の解析についての一般的研究」「理性の数学」など、誤謬に惑わされることなく正しく推論し、計算するように思考して、新しい知見や洞察をひらき、その成果を人類共有の財産とすることを夢見たライプニッツの基礎体力を養った試行の足跡をつぶさにたどることができます。(十川治江)