■鳥海美朗
■四六判上製 304頁 定価 本体2000円+税
■2026年2月12日発売
「ZEN大学プロジェクト」で旧来の日本の教育システムの根本的な改革に挑戦した日本財団。大学進学格差や受験制度を歪めた偏差値教育などの解決を見据え、次世代日本のための事業がスタートした。
●●●担当編集者より●●●
せっかく大学で学ぶ機会に恵まれながら、学部学科では真面目に勉強した覚えがない。国立大学の学費が年間3万6000円だった頃の話である。大学での記憶はデモとパチンコと学祭、寮生活……学ぶことの醍醐味を体感したのは編集者になってからのこと。後悔先に立たずということである。現在、まっとうな教育の機会を掴むのは、経済的にも制度的にもかなり厳しいものとなっている。本書で紹介されるのは、留学制度、奨学金、そしてオンライン大学の設立などを通じて、そんな状況に風穴をあけようとする日本財団による試みである。日本の教育をどこまで変革できるかは、もちろん未知数ではあるものの、その挑戦者や学生たちの熱意には、かつての我が身を恥じつつ頭が下がる。
シリーズ「日本財団は、いったい何をしているのか」も多彩なテーマを掘り下げつつ、本作で10巻目(1〜8巻は木楽舎からの刊行)になり、キリのいい数字ではあるけれど、どうやら11巻目も準備中であるようだ。(米澤敬)
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