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Chapter1 知のダイナミクスChapter2 知のエレメント Chapter3 知のメソドロジー
部分と全体をまたぐ
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33
システム方法論
ファジィモデル
カオス
複雑系
ラディカルな知の問い直し
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構成論的手法
ソフトシステム方法論
知識の体系化
科学計量学

Chapter4 知のエンジン
 
近代科学は対象を冷ややかに見つめ、
解剖するように分割する方法で
自らの知に取り込む作業を長く試みてきた。
これらの「科学的方法」は、細部にむかって洗練され、
研ぎ澄まされて、社会の機械的な発展を促してきた。
しかし、自然や生命、社会のふるまいは、
そのような断片化・細分化した「知識」の
単なる集合では捉えがたいことが判明しつつある。
本章では、最先端の知が
「複雑系」「カオス」「システム」「ファジィ」といった
「全体と関係」への視点を踏まえた独創的な方法論を通じて、
この豊かな全体像を捉えようとする果敢な試みを紹介する。

  対応ARCHIVE
  ◎部分と全体をまたぐ
個体を超えて、まるでひとつの生き物のように呼吸する社会や自然……。システムの「部分」と「全体」は決して切り離されたものではない。豊かな細部はめまぐるしく変化し、時として全体が思いもかけない表情を見せる。「知」はそのふるまいを部分と全体をまたぐ「関係」の中に記そうとしている。
  ◎ラディカルな知の問い直し
ダイナミックな全体像の捉え直しは、それまでの知の方法論をラディカルに問い直すことでもある。それを支えているのが、コンピューティングの発達を背景にした方法論だ。数値を用いたヴァーチャルで抽象的に見える議論の中からも、これまでの学問の基底を編み直し、新たな価値を見つけ出そうとする革新的な試みが推進されつつある。
 
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